とうとうシバイヌくんの通う学校は5月末まで休校が延長になりました。加えて、近所の公園の遊具も封鎖されているため、子どもが遊ぶ場所は限られています。おとなはまだ我慢できますが、7歳の子どもにとって外出禁止とはどのようなストレスを与えているのか?親としては注視しなければならないポイントですね。
おうち遊びの時間も増えるため、有意義に使いたいものです。
うちのシバイヌくん(7歳)はというと、YouTubeをみたり、ゲームをしたりと偏ったおうち時間を過ごしています。そりゃYouTubeやゲームが楽しいのはわかります。ただ親としては視力低下の面も心配ですし、放って置くといつまでもやり続けてしまい危険性を感じます。
そこでおうち遊びにも変化をつけてあげる必要があると考えました。わが家ではじめてみたのはUNOです。わたしも子どもの頃から慣れしたしんできたUNOですが、改めてその良さを発見したのでご紹介します。
UNOのコミュニケーション力
おうち時間で手軽に遊べるゲームとして、UNOを選びました。これだけ情報やコンテンツが溢れている現代において、あえてアナログなUNOを選んだ理由としては、手軽に親子で遊べるという点です。
小学校に通うようになったら、友だちとUNOをやることもあるでしょう。そのときにルールくらいは知っておいてほしいと思いました。今のうちから正確ではなくとも遊び方くらい知っておいて損はないでしょう。
本ゲームは専用のカードを用い、配られた手札を早く0枚にした者が勝者となるゲームだが、対戦相手を妨害する役札が存在することと、残り手札が1枚となったときに「Uno」と宣言しなければならないことが特徴。世界80ヶ国でこれまでに1億5000万個が販売されている。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
言葉だけではなく世界中の友だちともコミュニケーションが取れるゲームとして遊び方を知っておくことは、シバイヌくんにも役に立つと考えています。
数字や色合わせを遊びながら学べること
UNOが進化しているのはご存知でしょうか。
買ってきたUNOをあけてみたところ、わたしが子どものころのUNOにはなかった種類のカードも増えていました。わたしの知っているUNOのルールが公式なものとは思えませんが、とりあえず馴染みのあるルールに則して始めてみました。
わが家でやったUNOのルールはシンプルな6つの手順のみです。(あくまでローカルルールです)
- 7枚の手札を配る
- 山札から1枚めくって、じゃんけんで勝った人からスタート。
- 場に出ているカードと同色、同じ数字のみきっていく事ができる。
- 手持ちになければ山からカードを引かなければならない。
- 手札が残り1枚となったら、「UNO」と叫ぶ。
- 一番早く手札が全部なくなった人の優勝。
※正式なルールとは少し違っているところもあるようですね。正確に知りたいという方はこちらのページに詳しく書かれていますので、参考にどうぞ。
数字以外のカードに見覚えがない・・・。と思ったら、デザインが一新されていました。リバースもスキップもワイルドカードも。たしか以前はスキップなら「S」、リバースなら「R」とカードの真ん中に書かれていたと記憶しています。
さらに新しいカードまであります!ワイルドカードの真ん中に何もかかれていません。説明書を読んでみると、ここには自分たちで好きなルールを書き込めるようです。これは子どもが大はしゃぎしそうないいカードですね。
「ぼくとボドゲ」さんにこれらの詳細が書かれています。
おっとりした性格を見せる反面、うちのシバイヌくんはかなりの負けず嫌いです。そんな性格も相まって、すぐにUNOに熱中してくれました。
先を読む能力の向上
UNOは運の要素だけではない戦略性が必要になります。いまこのカードを切るべきか。はたまた色を変えていくべきか。相手が持っている手札を予想して、相手が次にカードを出せないと思う仕掛けをしていく必要があります。
ワイワイ楽しめるカードゲームでありながら、参加人数や一緒に遊ぶ相手の性格によって自ら考えてカードを切っていかなければならないという奥の深いゲーム性です。
もちろん、まだやり始めたばかりのシバイヌくんにそこまでの思考は求めていませんが、やるからには勝敗にもこだわってほしいという気持ちもあります。いづれはそのことに気がついていくでしょう。それまでは戦い続けたいと思います。
相手の気持ちを考えることの大切さ
UNOで勝利するための戦略にもつながりますが、相手がどう考えているかを読む力も必要です。それは相手の顔色なのか、指の動きなのか、しゃべり方なのか。ゲーム中に相手が発するひとつひとつの言動を見逃さずに、勝つための情報を得るということに貪欲になってほしいと思ってます。
相手の顔色をうかがえということは望んでいませんが、相手の気持ちを考え、理解できる子に育ってほしいと願っています。
まずはUNOを通じて、その基礎編を学んでほしいなという親の勝手な思いはあります。
コミュニケーションツールとしてUNOが最高な理由
ただ順番に数字や色をあわせてカードを切っていき、持ち札がなくなれば勝ちというシンプルなゲーム性にも関わらず、戦略を立てる、心理戦に持ち込む、2手3手先を読む力、そして少しばかりの運の要素とこれから先シバイヌくんが生きていく上で必要な要素がすべてが詰まっています。
これらのことを笑いながら家族でできるというものは、そう他にはないのではと思えてくるほどです。
UNOが最高な理由
- 遊びながらコミュニケーションを取れる
- 数字や色合わせを学べる
- 先を読む能力を鍛えられる
- 相手の気持ちを考えられる
さいごに
UNOを通していろいろ学んでほしいなと勝手に思っていましたが、シバイヌくんは想像以上に白熱して盛り上がっていました。わたしもそれにつられて、大人気なく本気になってしまいました。
まだ正確なルールでやっていないので、完璧なUNOのやり方ではないと思います。ただ、子どもは自分なりに考えて手札を切ってくるようになり、勝つためにはどうしたら良いかということをしっかり見据えているようでした。
もう少し続けていったときに、わたしが本気で勝てなくなることは嫌だなとは思いながらも、休校中のおうち時間の遊びのひとつにUNOをおすすめします!