学校が休校となり、おうち時間が増えたことで、家の中で子どもにどうやって過ごさせた方がいいのか?悩んでいる人は多いと思います。
兄弟がいる家庭、おじいちゃんおばあちゃんも同居していて、家の中の人数が多い家庭など、それぞれの状況によって両親にかかる負担は変わってきます。
わが家は息子のシバイヌくんとママ、そしてわたしの3人暮らしです。
わたしはいま在宅でのリモートワークをしていて、3人とも家にいる状態がしばらく続いています。
日中のおうち遊びとなってくると、どうしてもママにかかる負担は増えていきます。一緒に絵本を読む、トランプやUNOで遊ぶ、塗り絵をするといったことでも、ママは付きっきりになってしまいがちです。
そんなとき親にとっても都合の良いものは、ゲーム機ではないでしょうか?
いまその役割を担ってくれるゲーム機は子どもからおとなまで大人気のニンテンドースイッチ(Nintendo Switch)です。
ちょうど在宅勤務となる直前から品薄状態が続いていて、ヨドバシ.comやビックカメラ.comをはじめ各小売店でも抽選販売が主流となっています。
コロナ禍の影響で部材の調達困難や「あつまれどうぶつの森」が大人気になったという時期も重なったので、休校や在宅とは関係なくより一層品薄に拍車をかけたました。
さて、話を戻して親が子どものおうち遊びにかかわっていく負担を減らすためのゲーム機の使い方ですが、幸いにしてわが家にはこの品薄期間になる前にニンテンドースイッチを購入していました。
実際にゲーム機を子どもに与えるのは何歳からがいいのか?という小さいお子さんを持つ家庭なら一度は気になったことがあるはずです。
もちろんただ与えればいいという訳ではなく、その時期や適切なタイミングは親の方できちんとみていかないといけません。
わたし自身も子どものころからゲームが好きなので、うちのシバイヌくんに与える時期については慎重に考えていました。
息子のゲーム機との付き合い方
わが家では6歳のときにニンテンドースイッチを買ってあげました。
買うことになった経緯ですが、シバイヌくんはニンテンドースイッチをやる前からゲームに触れ合っていました。
iPhoneやiPadを使って無料ゲームアプリで遊ぶことがあったからです。
そんなに複雑なゲームではなく、単純なカーレースだったり、的にボールを当てるといったものです。それも1回のプレイ時間はすぐに終わるようなものばかりです。
3歳くらいからそういったゲームに触れてはいましたが、家にゲーム機は置いていませんでした。
幼稚園での情報網
ただ日々シバイヌくんはゲームに対する知識を身につけていき、もちろんニンテンドースイッチのことを知っていましたし、人気のソフト「マインクラフト(Minecraft)」、通称マイクラについてもやったことがないにも関わらず、知識量はかなりのものになっていました。
通っていた幼稚園にはニンテンドースイッチをやっている子も多く、お兄ちゃんお姉ちゃんの兄弟がいればなおさらです。
とりわけ幼稚園での話題はマイクラが多かったようです。
わたしも子どもが興味を持っていたことを知っていたので、マイクラ公式サイトはちょくちょくチェックをしていました。
YouTubeからの情報収集
シバイヌくんは幼稚園に入ってからYouTubeで動画をみることも大好きになりました。
はじめは電車や工事車両のおもちゃ動画をみたり、プラレール紹介動画などを中心にみていましたが、次第にゲーム実況動画に移り変わっていきました。
もともとは動画で人気に火がついたマイクラのゲーム実況動画は公開されている数も多く、有名YouTuberも実況をしています。
年中クラスの展示発表会を見に行ったときの、子どもたちの将来の夢が「ゆーちゅーばー」と書かれたものが多かったのを思い出します。
子どもたちはみな、独自にYouTubeから情報収集をして、幼稚園でその知識をもとに友だちと話し込んでいたようです。
購入の直接的なきっかけ
シバイヌくんは何度か「ニンテンドースイッチがほしいな~」と訴えかけてきましたが、たとえば家電量販店の売り場で泣きながら寝転んで抗議するといった強行な面はみせませんでした。
いまは買ってはもらえないとあきらめていたのか、そもそもそんなに欲しいものではなかったのかはわかりません。
ただ、ニンテンドースイッチとマイクラの2つを買ってもらうのは、子どもなりに難しいと考えていたようです。
それからしばらくして、シバイヌくんはいつものようにiPadで何かを調べていたときに、これをiPadに入れたいと新しいゲームをわたしに見せてきました。
もちろん、わたしもシバイヌくんもiPadやiPhoneにマイクラのアプリがあって、ダウンロードすれば遊べることは知っていました。
そのときに見せてきたゲームのタイトルは忘れましたが、アプリのアイコンをみるとマイクラの世界観そのもので全く違うアプリでした。
似たようなゲームでも人気があるのかもしれませんが、あとで調べるとマイクラ風アプリは無数に存在していて、ひと目では本物と間違えるような偽物アプリもありました。
その中で健気にもシバイヌくんは無料で遊べるマイクラ風のアプリをやっていいかと聞いてきました。
このときのひと言で本当に欲しい気持ちが伝わってきたので、「本物のマイクラをやらせてあげよう」と決めたのです。
コミュニケーションツールとしてのマイクラ
仮にマイクラ風のゲームをやらせた場合、幼稚園の友だちと話すときに、ちょっとしたことの名称が違う、武器やアイテムの種類や形が違う、そもそもゲーム性が違うといった本家とは異なるところは数多く出てくることでしょう。
どうせやるならば、仲良く遊んでいる友だちとの会話もズレることなく話せた方が、楽しいと思います。
「あれ?シバイヌの言ってることってなんか呼び方が違うな?」という友だちを混乱させないためにも、そりゃ本家がいいでしょう!
プログラミングの入り口としてのマイクラ
ニンテンドースイッチ版でのマイクラですが、子どもがプログラミングに興味を持つきっかけになるかなと考えました。
プログラミング教育の必修化
2020年度より順次施行される学習指導要領(新学習指導要領)では、小学校~高等学校の各学校で「プログラミング教育」が必修化されます。
小中学校は「全面実施」ですので、施行時の学年を問わず、2020年度からは小学生が、2021年度からは中学生が新たな学習指導要領の教科書で学習をします。
高校は「年次進行で実施」であり、2022年度の高校1年生からが新たな教科書で学習をします。引用:Z会Asteria
今後、小学校でプログラミング教育が必修化されます。そのときにいきなり苦手意識を持ってしまうよりは、大好きなマイクラを通して少しでも触れ合うことをさせたいと思いました。
マイクラでコマンド入力があることは知っていました。
些細なことですが、文字列のプログラムを入力することで、マイクラの世界ではこういうことが起こるという視覚的理解をしておいてもらいたいということが大きいです。
小学校入学前にそういう体験を、好きなことを通して触れ合う機会を作っておきたいと思ったことが、6歳5ヶ月くらいのときに、ニンテンドースイッチを買い与えた時期の理由です。もちろんセットでマイクラも購入しました。
ニンテンドースイッチ版のマイクラで慣れていったら、いづれはPCでマイクラを使ってもう少し踏み込んだプログラミングをやらせてあげてもいいかなと考えています。
さいごに
物事には適切なタイミングが必ずあります。でも、子どもひとりひとりの性格やお金がかかるものであれば家庭の経済事情にもよってくることは確かです。
それにいまはゲームが大好きだからといって、これからずっとゲームをやり続けてプロゲーマーになる可能性は低いでしょう。
この先、興味を失くしてしまうことだって考えられます。
わが家では、いま興味を持っていることにチャレンジさせてあげるという考え方で取り組んでいます。(もちろん時期は親が見計らってですが)
今回のマイクラにしても、小学校のプログラミング教育必修化がなければ、買おうという気になっていないかもしれません。
家でのゲーム時間はママにしっかりコントールされていますが、おとながしっかりとした基準で子どもに提供していれば、そのあたりの問題も心配ないかなと思っています。
そんなことを考えながら、休校中の子どもをみて、在宅勤務に励んでいます。